2022.12 ハワイ1人旅 vol.6 ハワイの象徴「カメハメハ大王像」
ダウンタウンに鎮座する「カメハメハ大王像」
ハワイに行ったことがある方は、一度は目にしたことがあるかもしれませんね。
カメハメハ大王像はアメリカ国内に4体(オアフ島:1,ハワイ島:2,ワシントンDC:1)存在しますが、オアフ島ダウンタウンに鎮座する銅像が一番有名ではないでしょうか。
コロナ禍以前は、銅像前で写真を撮る観光客の方がたくさんいらっしゃいました。
私は間近で拝見したことがなく、トロリーなどの車窓からいつも写真を撮るだけでしたが、今回初めて伺ってみました。
「カメハメハ大王像(King Kamehameha Statue)」
□銅像の主は?
カメハメハ大王一世(1758(推定)-1819)
□どんな人物?
17世紀のハワイ諸島は、各島や地域にそれぞれ首長が存在し、絶えず戦いが繰り広げられていました。
首長の甥として生まれたカメハメハは、幼少期より戦士としての訓練を受け、実戦を重ね次第に頭角を現してきたそうです。
身長は2m近く巨漢で、身体能力にも長けていたのでしょうね。
西洋人から英語を学ぶとともに、今までハワイ諸島内に存在していなかった 火薬・鉄砲・大砲などの近代兵器を入手。知力を生かした果敢な戦術で1792年 生まれ故郷であるハワイ島全域を統一します。
1794年までの間にマウイ島、モロカイ島、ラナイ島を統一。
1795年にはオアフ島に侵攻し、ヌウアヌ・パリの戦いで勝利。
同年ホノルルにハワイ王国樹立。
1810年ハワイ全島統一。
カメハメハ一世の在位は1795~1819年の24年間。優れた外交手腕をはじめ、官僚の教育や新たな技術の導入、治安維持やハワイ州憲法の基礎となる法律の制定などに尽力し、カリスマ性に満ちた唯一無二の存在だったと言われています。
□銅像について
銅像は1883年建立。イギリスのクック船長が1778年にハワイ諸島を発見した"100周年記念事業"として 7代目カラカウア王時代に立案されたそうです。
左手に持つ槍は平和の象徴を意味し、上方に掲げた右手はハワイの繁栄を表しています。
有名な話ですが、1体目はパリから船で輸送する際 南米沖で遭難し沈没。急遽改めて制作を依頼したため、ダウンタウンに鎮座する銅像は2体目となります。
1912年に沈没した1体目が発見され、現在はカメハメハ大王一世が生誕したハワイ島カパアウに設置されています。
また、銅像の姿は制作を依頼した当時、カメハメハ大王一世の実際の写真がなかったため、諸説ありますが カラカウア王の副官だったイケメンの王族をモデルにしたのでは?と言われています😁
□場所は?
「イオラニ宮殿」の目の前、「US Post Office」の隣です。
住所:447 S King St, Honolulu, HI 96813
ワイキキからは、トロリー・The Bus・Uber・bikiなどで行くことができます。
黄金の衣装を纏った凛々しいお姿は、圧倒的存在感を放ち、見る者すべてを釘付けにします。
台座にある4つのレリーフには大王の武勇伝が刻まれていますので、お立ち寄りの際 是非ご覧になってみてくださいね。
ダウンタウンはハワイ王国時代の王政の中心地です。イオラニ宮殿をはじめ歴史的建造物が多々ありますので、歩きながら各スポットを巡り歴史を学ぶのに最適な場所ですよ~。
次回はカメハメハ大王像の背後の建物 歴史的建造物の「アリイオラニ ハレ」をご紹介します。お楽しみに♪