ハワイ1人旅 vol.73|王妃が過ごした離宮「クイーンエマ サマーパレス」

2022年12月ハワイ1人旅9日目。「ハワイのヒストリックを学ぶ」こともテーマの1つとしていましたが、今旅最後の歴史的建造物の見学です。


急遽閉館となることもありますので、事前予約がおすすめ。私の場合、先方の都合で当初の予約から「日程変更が必要」と ハワイ滞在中にメールが届きました。ずっと気になっていた場所。やっと訪問が叶いました!

場所はワイキキから車で25分程のヌウアヌ渓谷付近。
行きは"The Bus"で。ハワイ州立美術館付近のバス停で一度乗換(バス停移動あり)が必要ですが、思ったよりも簡単に到着しますのでtryしてみるのもおすすめです♪

♦The Busでの行き方
(所要時間45分程)
①クヒオ通りにあるバス停「Kuhio Ave+Kaiulani Ave」などから
 2または13に乗車
➁「S Hotel St+Aleakea St」 降車
 100m程歩く
➂「Alakea St+S Hotel St」
 65・66・67 いずれかに乗車
④「Pali Hwy+Queen Emma Summer Palace」降車
 100m程歩く
➄「Queen Emma Summer Palace」到着!

QUEENEmma.summerpalace-map
GoogleMapより引用

目的地最寄りバス停「④Pali Hwy+Queen Emma Summer Palace」で降りたところ。


ワイキキと雰囲気が全く異なりますね。ハイウェイ沿いにあり、車の往来はあるものの、ひとっこ1人いません。

queenema-summerpalace-24

目的地入口に横断幕が。幸いにもバス停から近く、迷うことはありませんのでご安心を。

queenema-summerpalace-23

赤茶色い屋根の建物が「➄Queen Emma Summer Palace」です。思ったよりもこじんまりとした、可愛らしい佇まい。
建物前に駐車場(無料)がありますので、レンタカーでのご来館もOKです。

queenema-summerpalace-16

王家の歴史的建造物として"NPO団体 Daughters of Hawaii "が管理・運営を担っています。

queenema-summerpalace-4

受付はサマーパレスの裏側にある「ギフトショップ」へ。こちらでチェックインを済ませます。並びにトイレも併設されています。

queenema-summerpalace-39

チェックインが完了すると素敵なチケットをいただきました♪私は今回「セルフガイドツアー」で申込をしたので、ラミネートされた日本語のリーフレットを手渡されました。見学終了後ギフトショップへ返却します。

queenema-summerpalace-2

幸せ 悲しみ 希望がたくさん詰まった クイーンエマ サマーパレス(Queen Emma Summer Palace)

ここで簡単に「サマーパレス」と「エマ王妃」の概要をお伝えします。

Queen Emma Summer Palace

「サマーパレスについて」
建物は1847年に建築されたもの。エマ王妃の叔父より譲り受け、1857年(21歳)~1885年(49歳)まで過ごされた宮殿です。
緑や花々に囲まれた宮殿内には7つの部屋があり、王家象徴の品々、ヴィクトリア調の装飾品や家具、エマ王妃やアルバート王子が実際に使用していた想い出の品々が多数展示されています。

「エマ王妃について」
エマ王妃とカメハメハ4世(アレクサンダー)は、幼いころ学校で出会い、大人になってから再会。20歳の時に結婚。幸せと愛に満ちた結婚生活を送っていたそうです。21歳から夏の避暑地としてこの離宮で過ごされていました。結婚から2年後にアルバート王子が誕生。王子の存在は、両親のみならず、王国の人々にも愛され、皆の希望の象徴だったのではないでしょうか。

しかしながら、王子は4歳を迎えた直後、病気(虫垂炎)で他界。当時はどの医者も原因を突き止めることができなかったそうです。悲しみが癒えぬまま、15ヶ月後にはカメハメハ4世も29歳の若さで他界してしまいます。

最愛の息子・夫に先立たれてしまったエマ王妃は、お亡くなりになる49歳までこの宮殿で過ごされます。

エマ王妃とカメハメハ4世は、ハワイ王国に様々な貢献をしたことでも知られています。ハワイ初の病院の設立や、セントアンドリュース大聖堂の設立、女子の教育、学校の設立など、エマ王妃は王の死後もハワイ国民のために慈善事業に尽力されました。

queenema-summerpalace-1
アルバート王子

見学スタートは建物裏の入口です。そこで靴を脱ぎます。スリッパはありません。


では、宮殿内を見ていきましょう。
まず最初に目にするのは「エディンバラの間」
ハワイ王国に初めて訪れたエディンバラ公爵に敬意を表して1869年に増築されたそうです。

クリスマスシーズンだったので、各お部屋に素敵なツリーが配置されていました。

ハワイ王国 王家の象徴「アフウラ(マント)」と「カヒリ(長旗)」
共にハワイ固有種の鳥達から少しずつ羽をもらい、気の遠くなるような年月をかけて作ったと言われています。

エディンバラの間の壁紙。当時(1869年)の技術を忠実に再現した手法で作られたものだそうです。

queenema-summerpalace-7

こちらは「王子の寝室」

ドイツの職人によって作られた「ゆりかご」はハワイ固有の木々が使われています。形見でありハワイの国宝です。

王子が使用していた、靴やカラトリー。エマ王妃の悲しみを思うと居ても立っても居られなくなります。

王子は将来消防士になるのが夢だったそうです。幼くして亡くなったことが、小さな洋服・靴下から伝わってきます。


威厳を感じる王家の紋章。

内側から見た表玄関。
また、ハワイのホテルや美術館・博物でよく花瓶に活けた花を見かけます。どれも素敵だな~と思い いつも写真を撮ってしまいます。

こちらは「食堂/王妃の間」 食堂として使われていた部屋を、王子と王が他界した後 寝室として改装したそうです。また、キッチンや女中の方々の住まいは宮殿の外に建てられていたそう。

こちらは「応接間」

木製3段の食器棚は、エマ王妃とカメハメハ4世の結婚を祝して、イギリスのヴィクトリア女王から贈られたもの。ちなみにエマ王妃の祖父はイギリス人です。

食器棚の中には、エマ王妃が実際に使用した ゲストをもてなすティーセットがたくさん収納されています。

載せきれない写真や動画の方が多いのですが、選抜したものをご紹介しました!
ヌウアヌ地区はハワイの歴史の中で大変重要な場所です。

ハワイの歴史・ハワイ王国に興味のある方は、是非一度立ち寄ってみてください。
公式HPはこちら☟
Queen Emma Summer Palace

次回も引き続き、花々が咲く庭園とギフトショップの様子をお伝えします。


Leilani by Feel Hawaii Web Shop OPEN♪

日常をハワイとともに過ごしていただける商品をセレクトしています!
https://leilanijewel.theshop.jp/
こちらにもお立寄りをお待ちしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です