ハワイ1人旅 vol.79|ワイキキにある戦争記念プール「Waikiki Natatorium War Memorial」
ワイキキ東端「ワイキキ水族館」と「カイマナビーチホテル」の間にある、この立派な外壁&門構えの建物を皆さまご存知でしょうか?トロリーに乗っていると、ビーチ沿いに見えてくるので、ずっと気になっていました。
こちらは、第一次世界大戦時に志願した1万人のハワイ出身の人々や、従事した男性・女性を称えるために捧げられた「戦争記念プール」。人々がレクリエーションのために集まる"生きた記念碑"であると同時に、命を犠牲にした人々を追悼するために、1927年に建てられた歴史的建造物です。
ハワイアンボザール様式で建築された、現代に残る数少ない貴重な建築物でもあります。
場所はワイキキの中心地にある"デューク像"から、ビーチ沿いに徒歩20分。約1.4kmの距離です。
中に入ることはできませんが、門上にはハワイを象徴する、翼を広げた4羽の鷲の石像、女神のレリーフが刻まれ、門の裏側は13段のコンクリート製の観客席になっています。
海側から見たプールの様子。
オープニングセレモニーが開催された、1927年8月24日(デュークの誕生日)は、デューク カハナモクが初泳ぎをするということで、大変賑わったそう。プールの仕様は海水を引き込んだ当時のオリンピックサイズ(100m×40m)です。
地元の方の憩いの場や、オリンピアンの育成、水泳世界大会の開催場所として、多くの方に長年親しまれ、ハワイのウォータースポーツの伝統に貢献したと言われています。
そして建築から50年以上経った1979年、老朽化に伴う崩壊の危険性により閉鎖されています。
上記画像はNational Trust for Historic Preservationよりお借りしています。
デューク・カハナモク(Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku, 1890年8月24日- 1968年1月22日)
ハワイ出身の英雄・伝説的な水泳選手、サーファー。オリンピック金メダル3個獲得。サーフィンをプロスポーツとして世界に普及させるきっかけとなった人物。サーフィンの父と呼ばれています🏄
上空から見たプールの様子。ダイアモンドヘッドとのコントラストがたまりません♡
中に入ってみたい衝動に駆られます。
第一次世界大戦時の様子や、プールが賑わっていた当時の写真を見ることができます。
取り壊しの危機に瀕した時期もあったそうですが、将来の世代が楽しめる活気に満ちた水生施設として再開することを目標に、共同保存計画を推進中だそうです。
ビーチ沿いのお散歩にちょうど良い距離です♪歴史に興味のある方! 朝んぽや、夕さんぽに是非行ってみて下さいね!
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